会長メッセージ

創業50周年を迎えて、「不易流行」の精神で次の100周年へ

取締役会長 榊原 栄一

スギホールディングス株式会社

取締役会長原 栄一

創業の精神を継承し、次代を拓く変革で、さらなる飛躍へ

スギ薬局は、本年50周年という大きな節目を迎えます。愛知県西尾市で1店舗の「かかりつけ薬局」から始まった当社は、現在では「トータルヘルスケア戦略」の実現に向けて、国内はもとより海外へと力強く歩みを進めています。阪神調剤グループをはじめ、ひかりファーマ、薬日本堂など新たな会社が続々と仲間に加わるとともに、海外展開を担うパートナー企業も増加し、出店エリアや事業領域を広げ続けてまいりました。
この躍進の基盤にあるのが、決して揺るがないものを守りつつ、新たな変化を柔軟に取り入れる「不易流行」の精神です。スギ薬局グループにおける「不易」の原点は「目の前のたった一人のお客様を大切にする」という想いと行動です。今ではお客様のみならず、社員やお取引先様を含むあらゆるステークホルダーに向けた想いと行動に広がっています。
一方、「流行」の精神が結実したものが「中期経営計画」です。激動する時代の変化に合わせて柔軟に対応し、売上高1兆円企業からさらなる飛躍を見据え、進化させるべきものは躊躇わず変えていくための指針となるものです。
スギ薬局グループが、地域社会のヘルスケアインフラを担い、社会課題に立ち向かって事業を拡大するにあたり、それが単なる「膨張」とならないためにも、「不易」と「流行」のバランスをとりながら「健全な成長」を持続していくことが不可欠です。この精神を全社員に説き続けることが、私の最も大きな役割と認識しております。

ガバナンスとサステナビリティの強化

そして、次の100周年へと続く持続可能な未来を創るため、私の重大な責務となるのが、中長期的な視点で経営リスクを洗い出し、コーポレート・ガバナンス体制をより強固なものにすることです。
昨今、SNS等による情報拡散スピードが加速し、企業の信頼が一瞬で左右される時代を迎えており、ガバナンスとリスク対応のあり方が極めて重要視されています。
これに対応するため、社外取締役や監査役による監視体制を強化するとともに、外部監査機関との連携を深め、第三者の視点から潜在的リスクを事前に特定・対処する仕組みを強化しております。併せて内部監査機能も拡充し、現場のトラブルやリスクの未然防止・迅速な対応に努めます。
さらに、お客様の重要な情報をお預かりする企業として、情報管理・セキュリティ体制やコンプライアンス体制の整備を徹底します。同時に、気候変動や災害対策といったサステナビリティ推進のための重要課題(マテリアリティ)にも正面から向き合い、いかなる変化にも対応できる盤石な経営基盤を構築してまいります。

一人ひとりと向き合い、共に成長する

強固な組織づくりは、社員一人ひとりと向き合うことから始まります。ハラスメント防止対策を徹底し、社員の声に耳を傾け、本人のやりがいを最大化するエンゲージメント経営や多様性の尊重を推進してまいります。
私たちは以下の「私たちの誓い」を行動指針として深く胸に刻み、日々実践します。

私たちは、常にお客様の立場にたって判断・行動しつづけます
私たちは、常に外と内の変化を見据え、革新しつづけます
私たちは、常に能力を拡大・深耕し、会社と共に成長しつづけます
私たちは、常に誠実でありつづけます
私たちは、常に多様性を尊重しつづけます

スギ薬局グループはこれからも、地域社会への貢献という存在意義を意識し、企業価値を向上するためのあらゆる努力を惜しまず経営してまいります。そして、「社員一人ひとりの幸福、お客様一人ひとりの幸福、そして、あらゆる人々の幸福を願い、笑顔を増やします」という経営理念を改めて思考・判断・行動の土台とし、一層邁進する所存です。
皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。