スギ薬局グループは、高齢期を「人生の収穫期」と捉えています。お客様がその人らしく豊かな日々を過ごせるよう、一人ひとりに向き合い、生活全体に寄り添う伴走者であり続けること。それが介護事業の基本理念です。
この理念のもと、ケアマネジメント・訪問看護・福祉用具・調剤といった専門機能を集約したハブ拠点を核に、周辺のスギ薬局店舗がスポークとして連携する地域包括ネットワークを構築しています。この体制を通じて、地域に暮らすお客様の生活を多角的にサポートし、「スギの介護」ブランドの確立と事業基盤の拡大を実現してまいります。
訪問リハビリテーションの実施
訪問看護ステーション
ケアマネジャー資格を有する管理栄養士が、市町村が認定する要支援者の介護予防ケアプランの作成とサービス提供を行います。そのため介護予防ケアプランを作成する居宅介護支援事業所をスギ薬局店内に開設しました。
予防ケアマネジメント柏豊四季店、浦和神明店、鷺宮店に続いて上地一丁目店を2026年1月に開設。2025年度は1,990名にご利用いただきました。今後も要介護状態の悪化防止および改善、自立支援に寄与するケアプラン作成に力を入れます。
スギ薬局予防ケアマネジメント柏豊四季店
専門相談員が適切な用具選定を行い、利用者の自立と介護者の負担軽減を支援しています。スギ岡崎ST※(上地一丁目店)・スギ豊川ST(蔵子店)・スギ大府ST(長草店)・スギ名古屋東ST(極楽店)の4拠点で展開し、2025年度は延べ5,728名が利用。「移動用電動カート」の展示・試乗も開始し、地域での移動手段をサポートすることで利用者のQOL向上に貢献しています。
※ST:ステーション
「鷺宮地域包括支援センター」では、主任介護支援専門員、保健師、社会福祉士が連携し、「総合相談」「権利擁護」「包括的・継続的ケアマネジメント」「介護予防ケアマネジメント」の4本柱で高齢者を支援しています。区の福祉センター内に位置し、区職員や障害福祉担当者と迅速に連携。今後も行政と協力し、地域全体で支え合う包括的なケアシステムの深化を目指します。
地域包括ケアシステムの概念である「住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けていただく」ために、在宅療養中の患者様向けに、「訪問調剤」、「訪問看護」、「生活支援(物販販売や食事支援)サービス」を提供しています。
中でも、業界に先駆けて実施した薬剤師による訪問調剤は2026年度末に年間延べ240,000人に対しての実施を目標とし、それとともに訪問看護や生活支援サービスも提供していきます。
| 訪問調剤 | 対応店舗数 | 658店舗 |
|---|---|---|
| ご利用者数(月平均) | 18,399人 | |
| ご利用者数(年間延べ) | 220,783人 | |
| 訪問看護 | 拠点数 | 17拠点 |
| ご利用者数(月平均) | 1,643人 | |
| ご利用者数(年間延べ) | 19,718人 |
ISO9001は国際標準化機構が定める、製品およびサービスの品質を向上させていくことを目的とした品質マネジメントシステムの規格であり、取得店舗ではより高い安全性と正確性の担保が期待できます。今後も、患者様へ安心で安全な医療サービスを提供するため、品質マネジメントシステムによる品質改善活動をとおして、患者様満足度の向上に努め、「かかりつけ薬局」として地域社会に貢献してまいります。
訪問調剤機能に特化し、効率化と安全性を追求した基幹店舗を展開。今池南店では2階に訪問調剤業務に特化した専門スペースを設け、調剤、訪問調剤業務に取り組む他、近隣病院との連携で入院中・退院後も使用できる福祉用具の貸し出しも実施しています。
スギ薬局 今池南店
スペシャリティ医薬品は、特別な温度管理や副作用モニタリングが求められ、専用の保冷庫や薬剤師による特別な介入など、付加価値を伴う流通が必要です。スギ薬局グループでは、現在、名古屋大学病院店で、専用の保冷庫を備え、スペシャリティ医薬品の応需を開始しています。
※スペシャリティ医薬品:希少疾患など専門性の高い処方せん医薬品。
スギ薬局グループと行政が連携し、スギ薬局の移動販売車が介護施設を中心に買い物支援を実施。2025年度には行政指定の買い物困難地域3ヵ所をカバーし、生活インフラの一翼を担っています。現在は計6台の移動販売車が活躍しており、延べ13万人のお客様にご利用いただいています。
自宅や介護施設で療養される患者様とご家族に薬剤だけでなく、衛生材料から食品に至るまで、生活必需品をお届けするための供給体制を整備し、延べ約8.8万人のお客様のQOL向上に寄与しています。今後はデジタル化を推進し、さらなる利便性の向上とデータ活用により、住み慣れた地域で安心して暮らせる生活インフラとしての機能を強化してまいります。
スギホールディングスの「お客様サポート室」では、お客様から接客、商品、サービス等に関するお褒めや問合せ、苦情等のご意見をフリーダイヤルやWEBサイト問合せフォーム、手紙などでいただいています。
いただいたお客様の声は、随時・即時、週次、月次に関係各部署と共有し、店長会議、営業会議や取締役会で、課題の特定と対策の立案、教育などに活用。24時間、問題解決できるAIチャットボットも導入し、よくある問合せに速やかにアクセスできる仕組みを整備するとともに、SNSも確認し、お客様に対して親切で丁寧なサービスが提供できるように尽力しています。
さらに、2030年を見据えた顧客対応の集約化に着手。AI活用による効率化と人の温かみのある対応を組み合わせ、顧客体験のさらなる向上を目指すとともに、店舗・各社に届く声を経営課題の提案やサービス改善へと反映させます。また、現場業務の負担軽減により、従業員が付加価値の高い接客業務に注力できる環境を整備。人的資本の価値最大化とサービス品質向上を両輪で進めます。
| 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 | |
|---|---|---|---|
| 内、苦情等ご意見承り件数 | 3,372 | 3,136 | 2,971 |
| 内、お褒めの言葉 | 482 | 530 | 876 |
「青少年の健全育成」「将来の薬剤師育成」および、保護者の皆様への「薬剤師業務への理解促進」の3つを目的に調剤業務を体験できる特殊車両を活用した啓発活動を実施。本取り組みの特色は、「調剤工程の可視化」にあります。処方せんを受け取ってからお薬をお渡しするまでの工程を明らかにすることで、お子様の職業観を養います。
「薬剤師という仕事に興味を持った」という参加者の声は、大きな成果です。今後も体験を通じて事業への理解と信頼を深め、地域社会との長期的な関係構築に努めてまいります。
スギ薬局グループでは、2013年度より、毎年高齢者施設へAEDの寄贈を行っています。
2025年度は高齢者施設24ヵ所へ寄贈し、これまでの寄贈先は合計358ヵ所となりました。職員の方々への講習会も実施しています。