DIは、Drug Information=「医薬品情報」の意味です。スギ薬局のDI室では、医療関連情報を収集し、主にその情報を必要とする相手に合わせた分析、加工、編集を行い、分かりやすく情報を発信・蓄積しています。調剤・医薬品販売は、薬剤師・医薬品登録販売者といった薬の専門家が行っています。その業務において、DI室は、対応に関わる相談・問い合わせ窓口としての役割を持ち、業務を支えています。またスギ薬局は、ヘルスケア、ビューティケアに力を入れた調剤併設型ドラッグストアを展開しており、様々な医療・健康・美容領域の情報を発信しています。必要な場面では、DI室で、薬学的視点、薬事関連法規の視点でチェック、アドバイスを行ない、ガバナンスを強化しています。
対人業務の質の向上を進める中で、高い品質でサービスを提供できる薬剤師の成果は、学会等で発表できるよう支援を行っています。対人業務の質向上に努める、ロールモデルとなる薬剤師が学会発表をし、そして発表された情報が社内で共有される仕組みの中で、薬局薬剤師による、より良い医療への貢献を目指しています。
2023年度(2023年12月31日現在)は、スギ薬局の薬剤師及び、管理栄養士から32演題の学会発表を行い、2023年10月8日、9日名古屋国際会議場で開催された第17回日本薬局学会学術総会におきましては、スギ薬局より9演題発表し、全体で4演題しか選ばれない優秀賞にスギ薬局から2演題が選ばれました。また共催シンポジウムも開催し、多くの参加者と学びました。
学会名称 | |
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第17回 | 日本薬局学会 学術総会 |
第16回 | 日本緩和医療薬学会 年会 |
第17回 | 日本腎臓病薬物療法学会 学術集会・総会 |
第39回 | 日本臨床栄養代謝学会学術集会(JSPEN2024) |
第33回 | 日本医療薬学会年会 |
第29回 | 日本災害医学会総会・学術集会 |
第7回 | 日本老年薬学会学術大会 |
日本病院薬剤師会東海ブロック・ 日本薬学会東海支部 合同学術大会 2023 |
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日本臨床腫瘍薬学会学術大会 2023 |
物販をご利用のお客様に対して、調剤側と物販側が一体となって、かかりつけ薬局支援アプリのダウンロードの声掛けを行わせていただき、ダウンロード数は累計95万件となりました。結果として、月間11万件にも及ぶ処方せんを当アプリの機能を通じて送信していただく等、患者様の利便性向上につながっています。
引き続き、アプリを通じた患者様サポート体制の強化に取り組んでまいります。
処方せんの受付時に事前カウンセリングすることで、薬剤師本来の役目である対人業務に集中できる環境を整えています。対人業務は、店舗での患者様への親切な服薬指導だけでなく、ご自宅に戻られた患者様との服薬期間中のフォローをスマホアプリで実施する環境を整えることで、いつでもどこでも患者様の悩みにお応えしています。
2023年度は累計125万件の服薬フォローを実施しており、その活動を強化することで、患者様のアドヒアランス、治療効果の向上につなげてまいります。
主に高齢者の社会問題になっているポリファーマシー(害のある多剤併用)回避に向け、国立長寿医療研究センターと共同で、病院医師・薬剤師と薬局薬剤師の地域連携モデルの研究を実施しています。
通常、ポリファーマシーの介入が難しいとされる外来患者や退院後の在宅患者に対し、病院と薬局の連携を強化することで、ポリファーマシー解消や、その結果として現れる薬物治療の有効性・安全性を高める取り組みを進めています。