患者様の治療効果の向上において、かかりつけ薬局薬剤師の質的向上は不可欠です。スギ薬局グループでは、薬剤師の質を高めるための支援機能を整備することで、患者様の治療効果向上を実現します。
DIは、Drug Information=「医薬品情報」の意味です。スギ薬局のDI課では、医療関連情報を収集し、主にその情報を必要とする相手に合わせた分析、加工、編集を行い、分かりやすく情報を発信・蓄積しています。調剤・医薬品販売は、薬剤師・医薬品登録販売者といった薬の専門家が行っています。その業務において、DI課は、対応に関わる相談・問い合わせ窓口としての役割を持ち、業務を支えています。またスギ薬局は、ヘルスケア、ビューティケアに力を入れた調剤併設型ドラッグストアを展開しており、様々な医療・健康・美容領域の情報を発信しています。必要な場面では、DI課で、薬学的視点、薬事関連法規の視点でチェック、アドバイスを行ない、ガバナンスを強化しています。
対人業務の質の向上を進める中で、高い品質でサービスを提供できる薬剤師の成果は、学会等で発表できるよう支援を行っています。対人業務の質向上に努めるロールモデルとなる薬剤師が学会発表をし、そして発表された情報が社内で共有される仕組みの中で、薬局薬剤師による、よりよい医療への貢献を目指しています。2025年度は13学会29件の発表が行われました。
2024年6月にはスギ薬局学術研究倫理審査委員会が設置され、社内で行われる学術研究が適正かつ効果的に実施されるものであるかを審査しています。審査の前には、社内の学術研究を計画・実施するサポートも行っています。2025年度は7件の研究が倫理審査の承認を受け、地域貢献に向けた臨床研究が始まりました。
| 学会名称 |
|---|
| 第30回 日本災害医学会総会・学術集会記念大会 |
| 第14回 日本臨床腫瘍薬学会学術大会2025 |
| 第18回 日本緩和医療薬学会年会 |
| 第9回 日本老年薬学会学術大会 |
| 第18回 日本在宅薬学会学術大会 |
| 第6回 日本喘息学会総会学術大会 |
| 第2回 日本病態栄養学会「近畿地方会」 |
| 第47回 日本臨床栄養学会総会 |
| 第46回 日本臨床栄養協会総会(第23回大連合大会) |
| 第19回 日本薬局学会学術総会 |
| 第19回 日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会 |
| 第35回 日本医療薬学会年会 |
| 第41回 日本栄養治療学会学術集会 |
| 第47回 日本病院薬剤師会近畿学術大会 |
物販をご利用のお客様に対して、調剤側と物販側が一体となって、かかりつけ薬局支援アプリのダウンロードの声掛けを行わせていただき、ダウンロード数は累計147万件となりました。結果として、月間25万件にも及ぶ処方せんを当アプリの機能を通じて送信していただく等、患者様の利便性向上につながっています。
引き続き、アプリを通じた患者様サポート体制の強化に取り組んでまいります。
処方せんの受付時に事前カウンセリングすることで、薬剤師本来の役目である対人業務に集中できる環境を整えています。対人業務は、店舗での患者様への親切な服薬指導だけでなく、ご自宅に戻られた患者様との服薬期間中のフォローをスマホアプリで実施する環境を整えることで、いつでもどこでも患者様の悩みにお応えしています。
2025年度は累計約140万件の服薬フォローを実施しており、その活動を強化することで、患者様のアドヒアランス、治療効果の向上につなげてまいります。
※アドヒアランスとは患者様が積極的に治療方針の決定に参加し、主体的に治療計画(服薬、食事療法、運動療法、生活習慣の改善など)を実行する度合いを意味します。
主に高齢者の社会問題になっているポリファーマシー(害のある多剤併用)回避に向け、国立長寿医療研究センターと共同で、病院医師・薬剤師と薬局薬剤師の地域連携モデルの研究を実施しています。
通常、ポリファーマシーの介入が難しいとされる外来患者や退院後の在宅患者に対し、病院と薬局の連携を強化することで、ポリファーマシー解消や、その結果として現れる薬物治療の有効性・安全性を高める取り組みを進めています。
薬剤師限定の会員制コミュニティサイト「ヤクメド」は、スギ薬局が企画・運営するプラットフォームとして、社内外の薬剤師がつながり、専門的な悩み相談や学び・学習コンテンツを共有することで、知見交流を促進しています。登録薬剤師会員数は約34,000人、うち病院薬剤師は4,700人(約14%)を占め、薬局に加え医療機関など多様な領域の知見が集積されています。これにより、現場の知見を「集合知」として蓄積・活用し、薬剤師全体の専門性向上と、患者様へのより安心・安全で質の高い支援につなげています。