患者様の治療効果の向上

かかりつけ薬局支援アプリによる 患者様サポート体制の構築

物販をご利用のお客様に対して、調剤側と物販側が一体となって、かかりつけ薬局支援アプリのダウンロードの声掛けを行わせていただき、ダウンロード数は累計62万件となりました。結果として、月間16万件( 処方せん全体の約15%)にも及ぶ処方せんを当アプリの機能を通じて送信していただく等、患者様の利便性向上につながっています。
引き続き、アプリを通じた患者様サポート体制の強化に取り組んでまいります。

かかりつけ薬局支援アプリによる 患者様サポート体制の構築

服薬フォロー実施によるアドヒアランスの向上

処方せんの受付時に事前カウンセリングすることで、薬剤師本来の役目である対人業務に集中できる環境を整えています。対人業務は、店舗での患者様への親切な服薬指導だけでなく、ご自宅に戻られた患者様との服薬期間中のフォローをスマホアプリで実施する環境を整えることで、いつでもどこでも患者様の悩みにお応えしています。

服薬フォロー実施によるアドヒアランスの向上

2022年度は累計76万件の服薬フォローを実施しており、その活動を強化することで、患者様のアドヒアランス、治療効果の向上につなげてまいります。

トレーシングレポートを活用した医療機関との情報共有

患者様の服薬状況をトレーシングレポートを通じて医療機関に情報提供することで、治療効果を最大化する取り組みを行っています。具体的には、服薬時の治療効果、副作用の有無、残薬の有無、飲み忘れや飲み間違いが起きる背景・理由などを、定期的に電話やスマホアプリを通じて患者様に確認し、医師へ報告することで、次回診察時の判断材料につなげていただいています。

チャットを通じた患者様とのコミュニケーション

チャットを通じた患者様とのコミュニケーション

ポリファーマシー回避に向けた連携強化

主に高齢者の社会問題になっているポリファーマシー(害のある多剤併用)回避に向け、国立長寿医療研究センターと共同で、病院医師・薬剤師と薬局薬剤師の地域連携モデルの研究を実施しています。
通常、ポリファーマシーの介入が難しいとされる外来患者や退院後の在宅患者に対し、病院と薬局の連携を強化することで、ポリファーマシー解消や、その結果として現れる薬物治療の有効性・安全性を高める取り組みを進めています。