当社では、取締役会のさらなる実効性確保および機能向上を目的に取締役会の実効性評価を実施しています。全取締役および全監査役を対象に、取締役会の構成、取締役会の運営、取締役会の議題、取締役会を支える体制、経営戦略・課題などの実効性に関する自己評価アンケートを書面およびヒアリングで実施します。
当社では、アンケートの集計結果を踏まえ、取締役会において現状の評価結果および課題を共有するとともに、今後の対応について建設的な議論を行います。
取締役会の構成・運営・議題・支援体制の充実によって、実効性が高いレベルで確保されており、医療・DX・海外・ESGを含む年度政策や中期経営計画の共有を適正に行い、M&A・提携等の重要な議案における十分な議論もできていると評価しています。
今後の取り組みについて、社外取締役・監査役の増員で、さらに多様性を確保すると共に、効果的・効率的な取締役会を開催し、加えて、資本コストや株価を意識した経営戦略・経営課題の議論を充実させることで、より一層取締役会の実効性を高めていきます。
取締役・監査役は、知識・経験・能力等の多様性を適正に確保すると共に、率直・活発で建設的な議論に貢献できる人物で構成できていると評価しています。
今後について、2024年5月より社外取締役・監査役ともに増員し、より多様性が確保され建設的で充実した議論が期待できます。
年間スケジュールによって計画的に運営し、取締役会に提出される資料の事前送付および重要案件の事前説明などを行うことによって適切に運用できていると評価しています。
今後について、引き続き、資料の事前送付や事前説明を適切に行うと共に、取締役会の時間設定や議案配分をより適正化することで、効果的かつ効率的に会議を運営していきます。
企業戦略の方向性や中期経営計画が上程され、経営陣に対する委任の範囲を明確に定めることによって、取締役会の議題設定を適切に実施できていると評価しています。
今後について、取締役の報酬・選任等がより適正に成されるように、指名報酬委員会と連携し、取締役会でも議論していくことを検討していきます。
取締役・監査役に対して、必要な情報を入手する機会および追加の情報提供を求める機会を適切に提供し、内部監査部門との連携も確保できていると評価しています。
今後について、取締役会の実行力向上をさらに支援するために、社外役員のみの会合の定期実施および社外役員と取締役/執行役員との面談の実施を検討していきます。
取締役・監査役それぞれが、現場視察や他の社外役員との交流会等を通じて情報をアップデートし、自らの知見に基づく多様な観点から発言を行えていると自己評価しています。
今後について、引き続き、取締役・監査役の一人ひとりが自己研鑽に努め、取締役会で役割・責任を果たせるよう支援していきます。
年々、医療・DX・海外・ESGを含む年度政策や中期経営計画について適切に共有され、M&A・提携等の重要な議論も十分にできるようになっていると評価しています。
今後について、資本コストや株価を意識した経営戦略・経営課題のモニタリングによって、事業ポートフォリオの見直しや経営資源の配分等の議論をより充実させていきます。