当社では、取締役会のさらなる実効性確保および機能向上を目的に取締役会の実効性評価を実施しています。全取締役および全監査役を対象に、取締役会の構成、取締役会の運営、取締役会の議題、取締役会を支える体制、経営戦略・課題などの実効性に関する自己評価アンケートを書面およびヒアリングで実施します。
当社では、アンケートの集計結果を踏まえ、取締役会において現状の評価結果および課題を共有するとともに、今後の対応について建設的な議論を行います。
取締役会の構成・運営・議題・支援体制の充実によって、実効性が高いレベルで確保されており、医療・DX・海外・ESGを含む年度政策や中期経営計画の共有を適正に行い、M&A・提携等の重要な議案における十分な議論もできていると評価しています。
今後の取り組みについて、社外取締役・監査役の増員で、さらに多様性を確保すると共に、効果的・効率的な取締役会を開催し、加えて、資本コストや株価を意識した経営戦略・経営課題の議論を充実させることで、より一層取締役会の実効性を高めていきます。
社外取締役・監査役ともに増員した結果、より専門的な知識・経験・能力等の多様性を確保すると共に、率直・活発で建設的な議論に貢献できる人物で構成できていると評価しています。
今後について、引き続き、専門性・多様性が確保され建設的で充実した議論が期待できます。
取締役会に提出される資料の事前送付および重要議案の事前説明を適切に行うことで、効果的かつ効率的に会議の運営ができていると評価しています。
今後について、引き続き、取締役会の年間スケジュールに従い計画的に運営するとともに、議題の重要性に応じた時間設定や配分を適正化することで、効果的かつ効率的に会議を運営していきます。
企業戦略の方向性や中期経営計画が上程され、執行役員を含む経営陣に対する委任の範囲を明確に定めることによって、取締役会の議題設定ができていると評価しています。
今後について、重要議案の議論をさらに充実させるために、取締役会の年間付議事項を見直し、緊急性および重要性から議題の優先順位づけを行うことを検討していきます。
取締役・監査役に対して、取締役会の実効性向上を目的として、社外役員と取締役/執行役員との面談の機会を適切に提供できていると評価しています。
今後について、社外役員が理念・経営戦略に関する理解を深めるために、社外役員のみの会合や社内幹部との面談の定期実施なども検討していきます。
取締役・監査役が、現場視察や他の社外役員との交流会等を通じて情報をアップデートするなど、自らの経験や専門的な知識に基づく発言を行えていると自己評価しています。
今後について、引き続き、取締役・監査役が自らの経験および知見を発揮できるよう、自己研鑽に努めていきます。
資本コストや株価を意識した経営戦略・経営課題が適切に共有され、M&A・提携等の重要な議論ができていると評価しています。
今後について、さらに資本コストや株価を意識した成長戦略、事業ポートフォリオの見直しや経営資源配分(店舗・システム・人的投資)および医療・DX・海外・ESGの議論をより充実させていきます。