社外取締役メッセージ

Interview

スギホールディングス株式会社 社外取締役 神野 重行 × 葉山 良子

スギホールディングス株式会社 社外取締役

神野 重行 × 葉山 良子

神野取締役が取締役に就任して8年が経過し、葉山取締役が取締役に就任して7年が経過しますが、その間の取締役会の実効性向上の進捗についてお聞かせください。

神野

神野 社外取締役を含めた取締役会は、様々な専門分野に精通したメンバーで構成されており、規模や多様性という点で適切な体制が出来上がっていると評価しています。
ここ数年の取締役会においては、中長期のグループ戦略、医療戦略、DXおよびESGに関する報告・提案が、適切なタイミングで取締役会に上程されており、活発な議論が行われています。

各取締役の多様な経験・知見に基づく多面的な議論を経て決議を行うことが重要であるため、自ら積極的に発言するとともに、時には、社内の取締役にも発言を促すよう心掛けています。
また、店舗の出退店、人的資本への投資、リスク管理等についても、それぞれの課題に多様な視点と数値などの客観的根拠から議論を重ねています。
企業経営を取り巻く外部環境が今まで以上に急激に変化していく中、「不易流行」の精神のもと、変えてはならない経営理念を遵守するとともに、時代の変化に適合し、長期的に持続可能な経営を推進してまいります。
そのために、現場視察などによって会社の実態を正確に把握し、経営のかじ取りを監督・支援することで、社外取締役としての任務を果たしてまいります。

葉山 以前と比べると取締役会資料の事前共有が早くなり、また、WEB 会議等による事前説明が事務局から詳細になされるため、個別案件に関する理解が十分にできるようになっています。
また、大きな戦略について議論する機会が増加しており、TCFDや人的資本への取り組みなど課題もありますが、毎期様々なガバナンスが改善されているのは会社として大変努力されていると評価しています。

葉山

なお、お客様や店舗の従業員に女性が多い会社であるため、女性の社内役員や管理職の育成により力を入れていただき、女性の活躍推進という視点でも、取締役会で積極的に議論することを期待しています。
社外役員は、それぞれスキルが異なり、違う視点をもっていますので、今後も社外役員間で積極的に情報交換を行い、話し合いを行うことで、会社に対して適切なアドバイスを行うとともに、より良い提案を行っていきたいと考えています。